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医大受診までの10日間(前編)「入院準備と仕事引き継ぎ」(手術までの経過④) [闘病記]

A病院地域連携室より、医大受診予約は、最短でも2月6日しか取れないと連絡。10日後となる。そんな先で大丈夫?チラッと、この期間にもっと早く受診できる他の病院に行った方が良いのかもと思ったが、今まで散々放置していたのだし、今更慌てても仕方ないと考え、準備と引き継ぎに集中することにした。

何よりも、2月5日のワークショップ講師をやり遂げてから翌日受診という流れは、私にとって最高のものだった。仕事の引き継ぎも着々と処理していった。まずは、長期休暇が予測されるため、院長、事務長に現状報告。また、所属長として判子を押す業務が多いため、不在時にはどう処理をしたらよいのか、総務課長に確認。薬局内の業務は主任に引き継ぎ、薬局外で私が担当している医療安全や院内教育に関しては、看護部の部長、副部長にお願いをした。
毎月、第四木曜日には会議を3つと、薬局のカンファレンスをこなさないといけない。主任二人には、前もってオペ適応のため長期不在となることを伝え、その他のメンバーには薬局のカンファレンスで報告した。ただでさえパート薬剤師と、薬局補助さんが退職した直後で、マンパワー不足の状況。私が長期不在となることで、さらに業務負担増となる。暫くは調剤業務をメインに切り替え、病棟業務の時間短縮もやむを得ない、その件については院長、事務長にも了解を得ていることをみんなに説明し、決して頑張りすぎないようブレーキをかけた。
会議の代理出席を主任二人に振り分け、予測される懸案事項とそれに対する薬局のスタンスを参考資料のリンクつきで準備。ちょっと、用意周到すぎるなと感じたので、「最終的には、あなたたちの薬剤師としての判断に任せます。今回の私の病気の件で、二人にはまたまた迷惑をかけてしまうけど、鬼の居ぬ間にもっと働きがいのある職場に、チェンジできるチャンスと捉え、のびのび楽しみながら、業務をこなして下さい。何度も言うように、けっして無理はしないでね。」と伝えた。



6日の医大受診時には、家族同伴で来るように言われた。従姉妹に連絡し、同行を頼む。きっと手術になるから、その時の待合いも彼女に頼んだ。もちろん、引き受けてくれたが、本心はとても心細く不安だと母方の叔母に言っていたらしい。本来なら人生経験豊富なこの叔母に同行してもらいたいのだが、彼女も肺癌闘病中で、現在は外来受診以外、外に出歩くこともままならない状況なので、従姉妹に頼むしかなかったのだ。
その叔母の家に行き、免疫力を高めるという熟成黒ニンニクや、人参ジュースをお見舞いに貰う。また、限度額認定証を準備しておけば、医療費の窓口負担額が少なくなることを教えてもらい、平日休みの日に社会保険事務所に行った。父や母の時には、ここに高額療養費の払い戻し手続きに何度か来た。領収書を集め書類を書いたりと、けっこう面倒だったし、払い戻し金額が振り込まれるのはかなり時間差があった。限度額認定証制度は最近できたようで、これを入院時に医療機関に提出しておけば、自己負担額以上の支払いはしなくてよい。
ショックなことに、駐車場に車を停める際、縁石でバンパーをこすってしまった。大好きで買った車、丁寧に運転して今までこすったことなかったのに。やはり、精神的にゆとりがないのだろう。
その後、せっかくなのでどこか美味しいところで平日ランチを食べることに。食べログやぐるなびを見ていたが、ここと思った店は定休日。仕方ないので、以前から行きたかった豆腐を中心とした自然食バイキングのお店、[美味創菜京とうふ衣の郷箕面店]さんに行った。一人でバイキングというのもわびしかったが、どの料理も美味しかったのでとても満足だった。
その後、パジャマの上に羽織るのに良さそうな軽くて暖かいショート丈のガウンを購入したり、ローズ柄のおしゃれで小ぶりの洗面器を購入。まだ、医大には一度も受診していないが、入院時に必要な物はホームページで確認することができた。どうせ入院するなら、自分の気に入った物を準備しておきたかった。
親友からも、身体にチューブが入った状態であれば、パジャマよりはネグリジェの方が、便利とアドバイスを受けたが、なかなか気に入ったものがないため、ネットショップで四枚購入。既に用意したパジャマも四セットある。オペ後に身動き取れず自分で洗濯できない期間のことを考えると、着替えの枚数が増えてしまうのだ。しかも、これを入院時に全て持っていくことになる。一人暮らしの人間が入院するということの大変さが、身にしみてわかった。

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