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術後四日目 朝 [闘病記]

昨夜もなかなか寝付けず。痛みとか不安感とかではなく、単に日頃の生活習慣。病気発覚後は、考えることが嫌だったのでひたすら寝ていた。自己防衛本能が高い私は、自分を守るための睡眠はとれるタイプ。精神的にタフ。今は恐怖が治まったので、夜更かし大好き人間に戻ってしまった。今夜の看護師さんは、悪くはないのだけど、どうも緊張してしまって苦手。眠れてないのに、寝たふりをしてしまう。
短時間熟睡、中途覚醒の繰り返し。その度iPhoneで時間確認。父の命日だということを思い出す。母と2人で父の呼吸がゆっくりゆっくり減っていくのを、夜通しかけて看守ったなぁ。この病気になって、父と母の気持ちを理解できるようになった。小心者なところは、父から譲り受けた。頑張り屋なところは、母から。社交的なところは、二人から。(でも、その程度は二人の足元にも及ばない) そのおかげで、自分が素直に表現さえすれば、サポートしてくれる人々に恵まれた。SOSの信号を出すか出さないかは、自分次第だというのも、今回学んだ。余計な遠慮だったり、断られはしないだろうかといった予期不安により、信号を出せなくなる。流石に、今回の不安は予期不安を遥かに超える大きさだったので、不安に怯えてる自分を素直に表現して、援助者を募った。今、そのサポートにより支えられてることを考えれば、その行為は、正解だったと思いたい。同居の家族や、親兄弟なら、信号出さなくてもキャッチしてもらえるのだろうけど。
朝の5時、寝たふりは卑怯かなと考え直し、点滴チェックしにきた看護師さんにおはようございますと言ってみた。普通におはようございますとだけのリアクション。やっぱり苦手。この人の時は、寝たふりすることにしよう。

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